もんた、ぴー、みお、卒業から1か月経ちました
たまゆら1期生のもんちゃんこと、もんたくん。
もんちゃんの少し後にたまゆらに来て、お店での生活が1年を超えてしまっていたぴーちゃん。
ゴージャスぎんみお姉妹の片割れで最初はどうなることかと思うくらい人馴れしていなかったみおちゃん。
お客様によって不思議とも絶妙とも評される組み合わせの3匹が卒業して、1か月が経ちました。
3匹の里親さんは、元々はたまゆらの常連さんでした。
猫さんと暮らせるお家ではないので、とたくさん遊びに来ていただいていたのですが
ある日「引越しをすることになったので、猫さんとの暮らしを考えています」とのお話が、さらに「できれば3匹迎えたいと思っています」とうかがってびっくり。
でも里親さんは大変なご苦労の末、とうとうお迎えできるお家をご用意くださったのです。
そしてご家族だけでなくスタッフにもご相談いただき、話し合いの末もんちゃん、ぴーちゃん、みおちゃんをお迎えくださることになりました。
たまゆらに来た時に真菌が見つかってデビューが遅れ、さらにフロアデビューした際によほど楽しかったのか興奮しすぎて体力を使い果たし、高熱を出してダウンしてしまったもんちゃん。
その後も慢性鼻炎でお鼻が詰まると食欲をなくしてしまったり、鼻水が肺にいってしまって誤嚥性肺炎をおこしたりと何かと心配事が多く、お客様からの人気はとても高いにもかかわらず、正直半ば卒業を諦めていた子でした。
もんちゃんはずっとたまゆらにいて、いつかお店を閉める時が来たらそのまま我が家に迎えることになるだろう…とほのかに思っていたものです。
そんなもんちゃんの卒業は、嬉しさと共にいつも以上の寂しさがありました。
たまゆらに来たばかりの頃はとにかく怖がりで、バックルームでフリーになった際にソファの背面と座面の隙間に入り込み震えていたぴーちゃん。
卒業生のモリスと喧嘩して頭に穴が開いてしまったり、同じく卒業生のさわちゃんやモデラちゃんをいじめてしまったりと、なかなか手を焼かされました。
そうかと思えばぎんみお姉妹やキットユメガ兄妹からは絶大な信頼を得ていて、この違いはなんなんだろう、と不思議だったものです。
最初は撫でるのも難しかったぴーちゃんも、徐々に心を開いてくれたのかだんだんと撫でると気持ちよさそうにしてくれて、でもゴロゴロ喉を鳴らすことは決してありませんでした。
たまゆら始まって以来の、まったく人馴れせず触ることすらできなかったみおちゃん。
今までにも触ることができない猫さんのお世話をしたり、そういった猫さんが卒業するのを見てきた経験があったせいかあまりその部分への心配はなく、ただみおちゃんは手が出たり時には噛んでしまったりするので、フロアフリーにしてお客様が大丈夫かという不安はありました。
ところが恐れ知らずなスタッフの挑戦とお客様の愛情のおかげでどんどん人馴れが進み、相変わらず手が出ることはあるもののすっかり人間好きな子に変わっていったのです。
おそらく、元々は人好きな性格の子だったのでしょう。
保護される前も人間と暮らしていたと聞いていましたが、あまり大切にはされていなかったのだろうと感じられる部分が多々ありました。
ぴーちゃんとみおちゃんは相思相愛。
もんちゃんとぴーちゃんは仲良し。
もんちゃんは出来れば3匹以上でお迎えしていただきたい。
新しい環境に慣れるのに時間がかかりそうなぴーちゃんとみおちゃんに、どこに行っても動じない(動物病院でも!)もんちゃんが良い影響を与えてくれるに違いない。
その思惑が的中し、予想以上に何の不安もないトライアルがスタートしました。
驚いたのはぴーちゃんで、トライアル開始直後に甘えっこさんになり、撫でるとゴロゴロいうとのこと!
おもわず、ぴーちゃんの話ですよね?と聞き返してしまったくらいです(笑)
(キッチンに入りたいもんちゃん)
もんちゃんもご家族が外出から戻るとお出迎えをし、人が行くところに着いて歩いて夜は一緒に寝室で寝るというベタベタっぷり。
もんちゃんが心から望むおうちの子生活を満喫しています。
みおちゃんも大好きなぴーちゃんとお昼寝したり、3匹で夜の運動会をしたりと楽しく暮らしている様子で、本当に幸せそう。
1か月後の写真では、「え?これ誰?」というくらい顔つきが変わっていました!!
その写真がこちら↓
トライアルは2週間を予定していたのですが、1週間後にはお鼻が詰まってしまったもんちゃんだけでなく全員を病院に連れて行ってくださり(みおちゃんよくキャリーイン出来たなぁ)、これ以上トライアルを続ける意味ないのでは?と予定を早めて正式譲渡宣言をいただきました。
もんちゃん、ぴーちゃん、みおちゃん、卒業おめでとう。
これからもみんな仲良く、末永くお幸せに!
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