ひとみちゃん、正式譲渡となりました
ひとみちゃんは昨年末にやってきた3歳くらいの三毛の女の子。
元々は飼い猫さんだったのですが、飼い主さんに事情があって保護されたと聞いています。
確かに、お店に来た初日からたまゆらの他の猫たちに比べて落ち着きがあり、佇まいがお家の子という感じ。頭がいいだけでなく、人の言うことをよく聞いて理解している猫さんでした。
それを見て環境慣れの早い子だな、と思っていたのですが、いざフロアデビューしてみたところ猫が苦手な子だということが判明。
すっかり引きこもってしまって、お水を飲むのもトイレに行くのも我慢してしまっている状態でした。
これではフロアにいることが負担になってしまうと、バックルームでの生活を開始したひとみちゃん。
普段は人用ソファで寛ぎ、スタッフが休憩したりパソコン作業したりする時にはお膝に乗って寝てしまうその様子はすっかり満喫しているようにも見えました。
でも、やはり夜は無人になってしまう環境でさみしい思いをしていたはずです。
そんなひとみちゃんを家族に、と見初めてくださった里親さんは、昨年12月からたまゆらに通ってくださっていました。
一人っ子で猫さんを迎えたいとのご希望でしたが誰を迎えるべきか悩んでいるうちにひとみちゃんが入居、一人っ子なら是非とバックルームで会っていただいたのです。
初対面からスリスリ、オモチャでもよく遊んだひとみちゃん。里親さんに候補の一人に加えていただき、その後も何回か面会した後、正式にお申し込みくださいました。
そしてトライアル初日。
キャリーインも移動も落ち着いていたひとみちゃんですが、さすがにお家に着いた直後は匍匐前進で家の中を探検。それでも隠れ場所を探すでもなく、ひととおり探検が終わったらすっかりご機嫌になってゆったりくつろぐ様はさすがとしか言いようがありませんでした。
その後トライアル中に送っていただくメールからも、ひとみちゃんが心穏やかにのんびりと暮らしている様子が伺え、なんの心配もなくトライアル終了。正式譲渡となりました。
里親さんによると、帰宅時にあまりお出迎えをしてくれないとのこと^^;
バックルームで暮らしているときは毎朝スタッフが出勤するとニャーニャー言いながら迎えてくれていましたが、やはりそれは夜の間寂しかったからで、今はそれだけ満たされているのですね。
バックルームは隔離部屋でもあるので、たとえケージの中だとしても同じ部屋に他猫がいるのはきっとひとみちゃんにとってストレスだったでしょう。
今こうしてまた新猫がやってきてフロアデビューしたのを見ていると、あのタイミングでひとみちゃんが入居して里親さんと出会えたのは必然だったのかな、と思います。
ひとみちゃん、本当によかったね。
ずっとずっと幸せにね。